すごい 雑感

思いついた事を書いていくところです

映画感想「私の男」

映画「私の男」を先日見てきました

 

原作も読んでいます

映画は所見です。監督の地元なのに上映しないとは何事だと思っていたら

2日の限定公開な上に監督さんまで来てくれました

 

多大なるネタバレと、まとまりのない文章が続きますので

見たくない人はスルー推奨です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて。準備は良いでしょうか

 

家族とは何なのか。と言うことを、深く考える作品でした

家族でしかわかり合う事の出来ない、血の成せるものもあるのでしょう

しかし、それは親子、兄弟姉妹という血縁関係だからこそ良いのです

はっきり言ってしまえば、あれは近親相姦という禁忌です

良いことなんか、何一つ無い

ただ、お互いを傷つけるだけ。それだけの行為であり、関係です

 

世界に自分の拠り所が家族しかないから、その血のつながりを求める?

他人には分からないことも、家族なら分かってくれる

血は水よりも濃いとは言うけど、兄弟は他人の始まりとも言うワケでして

 

結局、自分の支えを他人に求めるところがいけないのだろうなぁと思った

それを、血縁があると言う事による家族に求めるのが

良くないのだろうなぁと思ったりも

 

映画の感想をあまり話さないのも悪いので、作中の話もいくつか

まずシチュー。あれはやばい

演技と分かっていても、あのシーンが一番可哀想だった

あとベッドシーン多い。私には、あれだけの時間を割く必要性がよく分からない

 

北海道の流氷も見られて、サスペンスも、ホラーも、エロも

一度に全て楽しむ事が出来ると言えば聞こえは良いけども

何だか、カメラワークはぐねぐね歪むし、見づらい事この上ない

音楽は良かった。あと北海道の田舎の感じが出ているのも良かった

 

爺さん、もっと早くから助けを求めろよとも思ったり

命がかかっている時に説教している場合じゃ無いでしょうとw

説教ずっとしながら死んでいくなら良いけど、最後には助けてくれーと言うなら

生きて、説教して貰いたかったなぁと思う反面

強く生きようとする花との対比なのかも知れないと思えた

 

もう一度見たいかと言われたら、あと1回くらいは見たいかも知れない

非常に疲れる作品だけど、伏線回収をしっかりと見届けたい

原作をもう一度読んでから、映画を再度見るのも良いかも知れませんな

 

殺人犯を追って来た警官を殺してしまったのに

その異変に気づいて警察が来ないというのは変だなぁと思ったけど

そう言う細かいところにツッコミを入れるようでは

この映画は楽しめないのだそうなw

 

サスペンス脳や、リアリストには、あまり向かないのかも知れませんw