敗者のゲームと言う本を読んだので
それに伴うまとめと感想を書いておきます
これは株式及び投資信託を行おう、もしくは興味がある
と言う人に向けて、心得を書いた本だと思います
間違っても、この株が良いとか、この投資信託が儲かるとか
そう言う事は書いていません
投資とは何ぞや。気をつけるべき点は何か。と言う事について書いてあります
タイトルの敗者のゲームとは、プロがゲーム(試合)をする時は
相手を負かして勝つ事が多いけど
素人がゲーム(試合)をする時は
自分のミスで負ける事が多い事から
一般投資家(素人。つまり我々)がゲーム(投資)する時に
どうしたらミスが少なくなるか(=負けにくくなるか)と言う事ですね
勝つためのゲーム運びではなく、負けないためのゲーム運びは何なのか
その辺に焦点が当たっています
まとめると
・投資は何のために行うのか、いつまでにいくら必要なのかしっかりと計画を立てる事が一番大事である
・複利効果を生かすためにも、基本的には解約せず持ち続ける方が良い。時間を味方につけること
・基本方針を立てたら、後は1年に1回くらいは見直しが必要ではあるものの、基本的にはあまり他の商品に目移りせず、自分の立てた計画を信じること。そもそも信じられないような計画や基本方針ならば、もっとしっかり考えてから行動すべき
・長い目で見ると平均に近づく。勝っているところはずーっと勝っているわけではないし、負けているところも負け続けでは無い。平均に近づく事を意識する必要がある
・プロが投資した結果である市場そのものを購入するのが、一番効率が良い。つまり日本で言うなら日経平均株価やTOPIXなどである。これらに連動したものを購入するのがオススメである。素人じゃプロの投資には勝てない
・基本的だが、安く買って高く売るのがコツである
所々難しい事が書いてあるけど、基本的には読みやすい文章だと思います
恐らく翻訳者が上手くかみ砕いているのだと思います。そりゃ翻訳している人も、経済学に通じている人ですわなぁ
恐らく、何度読み返しても、新しい発見がある本であると予測される事から
投資に関する教科書的なものだと思います
今後日本人も確定拠出年金などで、投資に触れる機会が増えると思いますし
そう言うときになったら、一度は読んでおくべきではないかと考えます