すごい 雑感

思いついた事を書いていくところです

映画「伏」を見ました

映画版の「伏」を見ました

アマゾンプライムに入っていたのですね

 

公式サイトはこちら

www.asmik-ace.co.jp

2012年の映画ですし、ネタバレがあってもご容赦下さい

 

この作品はそもそも里見八犬伝があった上に

伏・贋作 里見八犬伝があって

更にそれを映画化していると言う事で、何度も改変があるわけですね

 

私は伏・贋作 里見八犬伝を読んでいますが

原点である八犬伝は読んだことがありません

微妙な知識で映画を見ると言う事でしたが

思った以上に良い映画だったと思います

 

いや、原作がある映画って、絶対に端折られたりして

下手すると「どうしてこうなった…」となるものも多い中

この作品はなかなかどうして、よくまとまっていると思います

 

良かったところとして

・音楽が大変良かった

和風音楽大好きなので、非常に良かったです

物語を盛り上げてくれました

 

・話のテンポが良い

中だるみする事が殆どありませんでした

立て板に水のような感じで、緩急つけながらでもイベントが多く

見ていて忙しいくらいでした。でもこのくらいが良いと思います

 

・テーマが好き

物語の根底を流れるテーマが好きです

生きづらさを抱える人たちへ向けたストーリィだと原作も感じていましたが

やっぱり、そう言う解釈で良かったんだなぁと思い返しました

 

音楽と映像美、そして勢いのあるストーリーですし

世界観的もある程度馴染みのある江戸です

事前知識が無くても問題なく見ることが出来ると思います

 

悪かったところですが

・(恐らく)原作を読んでいないと意味不明

私は原作を読んでいるので良いのですが

読んでいないと恐らく話が意味不明だと思います

 

ストーリィが微妙というのは

多分原作を読んでいないからだと思います

原作を読んでいると、よくぞまあ、改編しつつも上手くまとめたものだなぁと思いますもの

 

生きづらさを抱えた人に向けて

生きていてもいいんだよ。と言う事が恐らくテーマなんだと思います

将軍ですら、自分に対してこれほど自信がないと言う風に描かれているのも

人間は、誰しも自分の事が完璧ではないとか自信が無いとか

そう言う事を表現しているのだと思います

 

TF好きにも、なかなか美味しいところがありましたので

そのポイントも高いです

足がいいですね。あのシーン気合い入っていました

 

思った以上に楽しかったので、大満足でした。めでたしめでたし