今日の一枚
写真は、携帯電話にカメラがついた事や
コンパクトデジカメの普及、更にはスマホに高性能カメラがついた事で
一気に「誰でも撮影できる時代」になりました
これ自体は、写真のすそ野を広げる事や
誰でも自分の好きなものを表現できるうえでは、非常に良い事です
しかし、写真家にとっては、仕事で写真を撮影している人にとっては
大変な事になったのだと思います。まずデジタルになるとプリントしませんからね
レタッチもスマホの中で思いのままです
インスタグラムなどに投稿するときには、元の写真とは似ても似つかないくらいに
写真を変える事も出来ます。今はそんな時代です
でも、だからと言って写真館すべてが無くなったり
写真を趣味で行う人が居なくなったわけではなく
好きで行う分には、別に問題は無いと思います
それを仕事にするのが難しくなった。と言う事はあるかも知れません
私も、やはり写真館でしか撮影出来ない写真が分かっているからこそ
写真館に頼む事もありますもの
写真がたどってきたこの道を
お絵描きAIが、ほぼ同じ道をたどろうとしているように見えます
呪文を入力するだけで、ある程度の絵が出来上がる
それは、スマホのシャッタを切るだけで
上手い具合にレタッチされた写真が出来上がるのと
おおよそ構図は同じです
AIは学習元が違法だとか違法じゃないとか、色々問題はありますが
それにしたって、学習させること自体は、恐らく違法では無いでしょう
何を学習させるか。の問題は確かにあるでしょうが
この辺は、恐らく今後色々な法整備で解消されていくと思います
願わくば、下手に規制しまくって、発展を妨げないで欲しいと思います
日本の科学分野は最近下手な規制で外国に後れをとる事が多いですからね
絵心が無い人間でも、説明に必要な程度の絵が出せるようになれば
色々と出来る事が増えて、助かる人も多く居ると思いますが
絵を描いて仕事をしている人の職業を奪ってしまうかも知れません
ただ、写真がたどってきた道を考えると
恐らく絵を仕事にする人が完全に消失はしないのでは。と思います
その人にしか出せない絵があったり、特徴と言うのは
なかなか再現しにくいのではないかと思います
ただ、写真もそうですが、特に写真の出来にはこだわらない
写ってさえいればいいんだ。と言う方もいますので
絵の方にも、とりあえず大雑把でもそれなりの形になっていれば良い
そんなニーズもあるでしょう。それで済む人がどれだけ居るかの問題でしょうね
そろばんを皆が習っていた江戸時代は、算術が大いに流行した様子です
バブルが弾けても、本当に好きな人は続けるのだと思います
自分の好きな事を見つけられると、いいなと思いますね
