すごい 雑感

思いついた事を書いていくところです

復興五輪とは誰のためか

私は東日本大震災の発生時、北海道にいたので

現地がどのようになっていたのか、TVやニュースでしか知らない。

 

せいぜい、当時そこにいた人の話を聞いたくらいで

そんなものでは「リアルさ」というのにはほど遠いと思っている。

 

2018年の胆振東部地震も、停電が少し困ったくらいで

それも比較的早くに復旧したので、特に生死に関わるほどの危機はひとまず無かった。

 

だから、2020年のオリンピックが「復興五輪」というのに

どうにも、違和感を拭いきれない。

 

東日本大震災から日本が、東北がどの程度復興したか

と言うことを、わざわざ世界に向けて、オリンピックの場でアピールするものだろうか?

しかも、競技会場はほぼ東京である。東北はどの程度恩恵を受けるのだろうか。

 

本当に気になっている人であれば、外国の人であっても

直接見に来るだろうと私は思う。

 

逆に、オリンピックで日本に来たから

ついでに東北に寄って復興の様子を見ていこう

と言う人は、まず居ないと思って良いと思う。

 

逆に、自分がオリンピックの観戦に外国から行ったところで

数年前に天災のあったところをわざわざ見に行くだろうか?

普通行かないと思う。

そこまで興味があれば、既に行っているはずである。

 

 

復興五輪などと、綺麗な言葉を使う必要はあったのだろうか。

 

そもそもが、現実とあまりにも違う言葉を使おうとするところに

無理があるのではないかと私は思う。

あまりにも、中身がついて来ないで、建前だけが大きすぎるのだと思う。

 

スローガンを立てるときは、無理のないところで

現実的なものを立てるべき。と改めて考えた。