すごい 雑感

思いついた事を書いていくところです

在りし日の面影

今日の一枚

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時間の圧力を感じる

時間はあらゆるものに圧力をかけ、変化を生じさせます

これは人が住まなくなって約70年が経過したアパートです

昭和29年。ここにあった炭鉱が閉山となり

人が住まなくなりました

しかし、アパートはこのまま残り続け、70年の歳月を経てこのような形になっています

 

人が住まなくなって70年でこうなるのです

人間が急に居なくなって100年も経過すれば

街は自然の中に溶け込むと聞いていましたが

確かになぁと思いました

 

しかしまあ、まず私の住んでいた支庁に炭鉱があったのが驚きなんですけどね

こんな北海道の田舎で石炭を掘るなんて正気じゃないですよ

熊も出るでしょうし、他のところよりも危険率が高いと思います

 

この炭鉱に子どものころ住んでいた。と言う話を患者さんから聞いたことがあって

何でも、お風呂を沸かすのに使っていたのは石炭で

炭鉱から掘り出したけど質が悪くて使えない石炭は川に捨ててあるから

それを拾ってお風呂を沸かしていたんだ。との事でした

 

よく冗談を言う人でしたし、流石に掘り出した石炭を川に捨てるわけないでしょう

と思っていましたが、この際だから確かめてみようと思いまして

実際に道なりに進んで、大きな川に差し掛かったところで川辺を見てみると

 

今でも明らかに石とは違う、黒く光る物体がゴロゴロしているではありませんか

あれは間違いなく石炭です

70年の歳月を経ても、まだ転がっているのですから

当時はもっと沢山あった事は想像に難くないです

 

ほ、本当にラピュタはあったんだ!!みたいな感じになりましたが

患者さんはうそをついていなかったんですね。若干信じなくてごめんなさい

 

車で行けるところでの冒険でしたが

なかなか見る事が無かったものが沢山あって

非常に面白い一日でした

今度は写真撮影ではなく、家族で行きたいなぁと思いますが

もう少し娘が長い間車に乗っても、駄々をこねないようになってからですかね…w