今日の一枚
視界いっぱいの麦畑です。
広大な土地で、農業を行っています。
さて。農業と言えば、食べるために作物を作るのですが
いわゆる繁忙期とか、そう言う限られた時だけ
「食べる時間が勿体ない」という事は理解出来ますが
普段から、食べると言う行為を大事にしない事は
私には理解できないと言うか、むしろそれは「貧しい事」だと思います。
繁忙期ならいざ知らず、
四六時中食べる時間すら無い生活をしているのでしたら
むしろその生活を改善すべきではないかと思います。
そんな事では、身体を壊します。
仕事のために、食べる時間が勿体ないと言う風潮は
結構昔からあると思いまして
何故かというと昔の人は結構な頻度でこう言っていました。
「食べるのが遅いやつは、何をやらせても遅い」
同じ時間で生産性を上げるためには、食べる時間を削れば良い
と言う事なんでしょうが、最早そんな事は時代遅れです。
現実的にお金がある・無いと言うのは、シビアな問題ではありますが
もし、人並みの生活が出来ているのであれば
豊かさと言うものは、少しのお金のある・無しではなく
例えばご飯を食べるのをゆっくり食べる事が出来る「精神的余裕」だとか
一人で何か好きなことをする「時間的余裕」だったりとか
そう言う事ではないかと思うのです。
物質的な豊かさと、精神的な豊かさと言うのは、比例した時期もありましたが
現代においては、下手すると反比例する可能性もあるので気をつけたいと思います。
願わくば、丁寧に、余裕を持って生きられるようになりたいと思います。
大金持ちにならなくても、心が貧しくならないようにして生きたいです。