最近撮影に行けていないので写真があまり出てこず寂しい限りです
子供の写真は撮影していますが、流石に載せるわけにも行きませんしね
本日は、読んだ本で面白かったと言うことで
一応ネタバレしない方向で行きたいと思います
著者:森見登美彦
映画版から見て、原作を読んだ形です
映画版補正がやや入っている気もしますが
個人的には、やっぱり原作の方が好きです
まあ、こういう原作があって映画になった。と言うものは
殆どの場合原作の大筋を見せるためにも
切り捨てるところが出てきてしまい
それが結構勿体ないなぁと思うところもあります
このペンギン・ハイウェイにおいても
映画版を見たときは、それはそれでストーリィがきちんと出来ているので
特に気にはならなかったのですが
やっぱり原作を読んでしまうと、これがあった方が良いなぁと思える事が
ちらほらあります。まあ映画は時間の制約があります。仕方ありません
映画版を見たときも書きましたが
この作品は、いわゆる○○○○(一応ネタバレ配慮)なのですが
今までのこの作者の作品とは作風も大きく違い
初めて読む人でもすんなりと入っていけるし、読後感も良いと思いますので
かなり万人にお勧め出来る作品じゃないかと思います
今までのこの作者の作品は、シェアワールドというか
完全に一つの世界が出来上がっており
その中でキャラクタが動いているので
世界を知ると言う事も楽しかったのですが
初見の人は、非常に取っつきにくい可能性もありました
ただ、映画との比較となると
やはり終盤のシーンなどは、映像で見る方がわかりやすいところもありますし
どちらが良いとは一概には言えないかな。とは思います
映画は映画で、非常によくまとまっており私はこちらも好きです
勿論、映画ではカットされてしまったシーンは、かなり良いところも多く
原作は原作で、やっぱり素晴らしいと思います
スズキ君やウチダ君に関しては、原作の方が良い味を出していますね
彼らの重要なシーンを削ってしまったのは、本当に勿体ないと思いますが
確かに無くてもストーリィは成立します
でも、私は原作にしか無いあのシーンが凄く好きです
総合的に考えると、とりあえずサクッと見たい方は映画が良いでしょう
でも、原作には、やはり原作の良さがありますので
可能であれば、映画を見て、原作を読んで、再度映画を見ると言うのが
良いのではないかと思います
作中で頻回に出てくるおっぱいに関しては
アオヤマ君が10歳という年齢を考えると、世界の謎の一部として捉えており
まだそこまで深くは考えていないような気がします
個人的には、上手い感じで張り詰めていた気が抜けるような感じが出る事が多く
上手く使われていたなぁと思います
原作の方が、シリアス展開が多い分、出てくる頻度も高かったですねw