実家にあった昔の絵本を引っ張り出して息子4歳に読みました
廃棄してしまったものもあったため、数冊しか残っていませんでしたが
その中でも、改めて読んで特に印象的だったのがこちらです
ジャックと豆の樹
一応知らない人向けに、あらすじはこんな感じです
母親と二人暮らしのジャックは日々の生活を牛のミルクを売って賄っていた
ある時牛がミルクを出さなくなったので、今の牛を売り、新しい牛を買うため
街に出掛けると、そこで不思議な老人と出会う
植えると天にも届く豆と、その牛を交換しないか?と持ちかけられたジャックは
豆を貰い、牛を手放してしまう
植えたその豆は本当に天まで届き、雲の上には巨大な人食い鬼の夫婦が住んでいた
親切な人食い鬼の奥さんから、ここは危ないから帰りなさいとお金を貰ったジャックは
味を占め、人食い鬼の家から「金の卵を産むニワトリ」と「一人で歌う竪琴」を盗み出す
怒った人食い鬼が追いかけてくるものの、先に降りたジャックは斧で豆の樹を切り倒し
人食い鬼は転落して死亡。ジャックは(何故か)お嫁さんを貰い、幸せに暮らしましたとさ。
童話は比較的その内容から教訓を得る事が多いと思うのですが
この有名なジャックと豆の樹は、一体どこから教訓を得るのだろうか…?と思ってしまいました
これって、端的に言うと
ジャックって単なる泥棒ですよね?
普通に考えて悪じゃないですか。人食い鬼は完全に被害者です
人食い鬼だから殺しても良いと言うのは、何だかご都合主義だなぁと思います
さて。4歳の息子がこれを読んでどう思ったのか聞いてみました
「ジャック悪い奴じゃん!人の物盗んだらダメだよね?」
同じ感想を持ってくれて私は嬉しいよ
まあ、この本だけ読むと、この感想しか出てきませんね
小さい頃の私は、どう思っていたのでしょうか。分かりませんが
あまり読んだ記憶がないと言うことは、多分合わなかったのでしょうね