すごい 雑感

思いついた事を書いていくところです

子供を痛みから遠ざけすぎないで欲しい

子供の教育において、暴力性を排除することは私はあまり良くないと思います

 

みんな仲良く。と言う事は大事です

必要以上に相手を攻撃する事は不用ですし

そう言う人がいると集団が崩壊する可能性も高いので

皆が居心地良く過ごすためにも、ある程度の協調性は必要です

 

でも、その協調性を育む上でも、暴力性を否定しすぎる事はいけないと思います

 

一言でまとめると

叩かれると痛い。と言う事を学ぶ機会を奪ってはいけない。

と言う事です

 

近頃4歳の息子は、幼稚園で大ブームの鬼滅の刃にはまっています

それに加えダイの大冒険も大好きです

どちらも、作中で刀や剣を振り回して戦っています

 

4歳の子供です。登場人物になりきって、必殺技を使おうとします

でも、家の中で棒を振り回すとどうなるのか

当然、危険な事になります

 

ここで、危ないからダメだ。と言う事で、一切暴力性を排除する事も可能ですが

私は、叩かれたら痛いと言う事を学んだ方が、自分で考えるだろうと思い

わざと、木刀を持ってお互いに戦いごっこをしました

 

戦う前に3つ約束をしました

・木刀と言えども叩くと痛いので、本気で相手は叩かない事

・お互いに本気で叩こうとしなくても、何かの拍子にぶつかってしまうことはある。

 恨みっこ無し

・わざとでなくても相手を叩いてしまった時には、素直に謝ろう

 

家ではスポンジの剣を振り回していた息子ですが

木刀を持つとテンションも大変上がります

水の呼吸!!と叫びながら木刀を振り回します

 

私も剣の心得はあるので、特に問題なく捌くことは出来ますが

相手は子供です。目茶苦茶に振り回すし。足下ばかり狙ってきます

 

私も攻撃しないと面白くないらしく、ゆっくりとぶつからないように攻撃しますが

それでも、息子の手や頭に時折当たります

 

そうすると、今まで楽しそうに遊んでいた息子が急に真顔になり、痛い。と言います

当然です。当たると痛いのです

そこで息子は、わざとでなくても相手に叩かれる事で痛い。と言う事を学んだのです

それも、私が相当気を遣った一撃でも、僅かでも当たると痛いのです

 

自分が楽しく木刀を振り回して、その勢いで当たった相手がどのくらい痛いのか

そう言う事を考えたのでしょう

家の中で、剣を振り回して遊ぶことは少なくなりました

 

自分が実際に体験したことは、大事な事です

大人から、上から理由も分からずダメだ。と押さえつけられるより

自分が何故ダメか。と言う事を理解していれば

他の人にも説明できるでしょうし、自分の中でも納得がいくと思います

 

なので、私は子供の教育において

暴力性を排除し過ぎる事は、逆に子供のためにならないと思うんです

 

仕事でもそうですね

患者さんのためと言いつつ先回りして危険を全て排除することは簡単ですが

家に帰ったら危険を排除してくれる人はいませんし

それで困るのは患者さんです

なので、想定する危険を予め行う事で、自分でも注意して貰う

それと同じなのかも知れないなぁと改めて考えました