医療従事者である以上、人が亡くなるところに遭遇することもある
医師が出した指示の下で我々は仕事をしており
自分勝手に治療を行っているわけでは無いので
責任は医師にあると言えども、自分の行っている治療の最中に
患者さんが急変し、それで亡くなってしまったとしたら
流石に自分の行った何かが悪かったのでは。と思ってしまう
医師に責任があるから、自分には関係ない。というわけでは無く
医師だってふざけて、面白半分で仕事をしている人など居るわけもない
皆、患者さんを助けようと必死なのである
これが最善。と思われることを行った上で
それでも、生きている以上最後は亡くなってしまう
そりゃ亡くなってしまうと、もう医療ではどうしようもないので
何となく負けと言う感じがするが、一生懸命患者さんのためを思い
色々な手を尽くしていれば、それはそれで良いと思う
その患者さんの事をいかに考える事が出来るのか。という事の方が
高価な薬を使ったりすることよりも、よほど重要ではないかと思う
もっと上手くやれた。という事もあるかも知れない
でも、それはその時最善だと思っていても
後になって、もっとこうすればよかった。と思うのであれば
少なくとも、その時よりは成長している証だと思う
一生懸命取り組んで、それでも失敗するのは、仕方ないと思う
そこは、責められるべきポイントでは無いと私は思うのです
後で振り返ったときに、後悔の無いように一生懸命頑張ることが出来ているなら
それは患者さんのためになっていると思うんですね