今日の一枚
北海道美瑛町の一枚ですね
平野で畑作を行うのが当たり前。と思っていた我々にとって
この美瑛町は、起伏に富んだ地形で、これでは作物も作りづらかろうと思いますが
こうやって、観光名所にすることで、人が来るのですから
まあ、上手くやったなぁと思う所です
よく見て下さい。電柱が無いですよね。見栄えが良いようにそう設計したのでしょう
<<読後感想 天久鷹央の事件カルテ スフィアの死天使>>
図書館で借りました。同作者の本は同じく借りた仮面病棟もありましたが
この作者、やはりミステリを書かせると上手だなと思いますね
ミステリの部分、面白かったのは中盤の山場ですね
ここの伏線の張り方、そして伏線回収の仕方は見事でした
ミステリとして、お手本になるのでは。と思うくらいで隙が無いように思えます
問題は最後の山場ですね
ここに関しては、中盤の山場と比べると力押しで無理矢理押し込んだ感じもしますし
むしろ、作者が医師だからこそ、この方法で押し通して良いのか?とも思います
でも、まあ、リアリティしか無い小説と言うのも、どうかと思いますし
そもそもフィクションですから、このくらいごり押しでも良いとは思います
あまりにも中盤の山場が綺麗だったので、逆に後半が目立ってしまいましたが
それでも、全体を通して、大変優秀なミステリだと思います
ずけずけと正論を言い放つところにも、きちんと理由付けしているのが
何とも医師らしいな。と思えるところでした
医療従事者なので分かる事も多くあったのですが
逆に、医療に関係のない人が読んだら、どんな感想になるのか
そこに興味もありますね